アーカイブ | 6月 2016

  • 危険!降圧剤の舌下投与を勧めてくる医者がいる

    血圧が異常に高い場合、正常な数値にするために降圧剤が用いられます。医者が診察して、降圧剤が投与されたのであれば、もう安全だと考えていたら間違いです。もし、降圧剤の舌下投与を勧める医者だった場合、逆に危険であるということを理解しておきましょう。なぜ降圧剤の舌下投与が危険なのかというと、過去にそれを行った結果、過度に血圧が下がってしまった症例が多数報告されているからです。そのことを受けて、現在では降圧剤は舌下投与をしてはいけない、とガイドラインで禁止されているのです。禁止されている治療法を勧められることなんて、滅多にあるものではない、と考えたいところですが、昔は舌下投与がよく行われていましたから、年寄りの医者の場合、この勧告を知らない可能性があります。 医療の現場では、かつて行われいた治療法や薬に、多くの副作用がわかってやらなくなるというのは日常茶飯事ですが、医師だけでなく患者もまた、様々な知識を持っていなければ、こういうときに間違った治療を受けてしまう可能性があります。とはいえ、医者の言う治療法を断るというのは、非常に勇気がいることです。では、どうすればよいのかというと、正しい情報を知っている専門家に相談をするということで、処方薬を受け取る薬剤師を通してこの点を指摘してもらうのが最もスマートなやり方です。ただ、医師と薬剤師の力関係から、薬剤師が何も言えないという場合もよくある話です。それならば、医者を変えるのが一番です。次の病院に行くための紹介状を書いてもらい、今度はちゃんと薬のことを勉強している医者のところで、診察を受ければ危険は回避する事ができます。紹介状無しで黙って医者を変えた時、舌下投与を勧めた医者にそのことを知られたくないのでれば、新しい医者にそのことをお願いしておくことです。
  • 降圧剤アダラートを使いたいなら舌下投与はやめる

    アダラートはニフェジピンを有効成分にした飲み薬で、カルシウム拮抗薬に分類される降圧剤のひとつです。血管平滑筋の細胞内にカルシウムイオンが流入しないようにフタをし、カルシウムの働きを抑えることで血管が拡張されて血液の循環が良くなるという作用があります。カルシウム拮抗薬に分類される治療薬は、すべてが末梢血管のみではなく、心臓の血管まで広げる働きがあることから、高血圧に加え狭心症も適応症となります。有効成分のニフェジピンは血中に溶け出して濃度がピークに入るポイントが、時間別に2度起こるという特徴的な濃度曲線を有しており、使用する錠剤やカプセルといった剤形の違いで1日に飲む回数や量が異なっています。アダラートCR錠、L錠、カプセルの3種類を容量ごとに分けて用意し、CR錠は24時間の長期持続性、L錠は12時間の持続性、カプセルは即効性に優れることから、症状に合わせてどの種類を使用するか選択されます。この中のアダラートカプセルはニフェジピンの特性を生かして、緊急時にカプセルを噛み砕いて口に含み、すぐに飲み込ませる舌下投与に用いられることもありましたが、過度の降圧作用によって反射性頻脈や臓器の虚血が見られたため、現在はこの方法は利用されていません。舌下投与は1時間もかからずに急激に血圧を低下させますが、命にも関わる問題のため、たとえ即効性があるからといっても舌下投与はしないようにしましょう。現在は経口投与以外の投与方法は認められておらず、アダラートの添付文書にも注意点として記載されているほか、病院で処方される際には医師からも注意するように指導されるはずです。そのため、使用者も医師の指導に従った服用方法でアダラートを使用する必要があります。